Lightroomのフィルムシミュレーションとオリジナルを比較してみた件 | Photograph days  

Lightroomのフィルムシミュレーションとオリジナルを比較してみた件

/Posted:2016.08.12

Lightroomは富士フイルムのフィルムシミュレーションに対応しています。現像モジュールで該当のフィルムシミュレーションを選択すれば、カメラで撮影時に設定したフィルムシミュレーションを再現することができます。

具体的には、現像モジュールの「カメラキャリブレーション」の「プロファイル」の箇所で設定可能です。読み込み時になにも設定せずに読み込むと「Adobe Standard」というプロファイルが適用されます。このプロファイルはコントラストが低くハイライト、シャドウがしっかり再現されるのでRAW現像に向いたプロファイルです。しかし、色再現がそのままではかなりクソです。

Fuji film Velvia.jpg
By Kevin Dooley - Flickr: Fuji film Velvia, CC BY 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=15897651

彩度をあげれば解決するかというと、そんなことはありません。色相がよろしくないので、「HCL」のパラメーターを使って自分なりに作りこんでいかねばなりません。正直面倒です。

カメラキャリブレーションでプロファイルを設定すれば、カメラメーカーの画質設定に"そこそこ"近づけることができます。しかし、完全ではありません。あくまでAdobeが独自で"真似"しているにすぎません。

ということで、富士フイルムのフィルムシミュレーションとLightroomのカメラプロファイルを比べてみようというのが今回の趣旨です。

僕が今まで使ってきた感触からすると、Ligtroomの再現はオリジナルよりもコントラストが高い印象です。特にシャドウ側がカメラで生成されるJPEGより潰れ気味になる印象です。色再現については各フィルムシミュレーション間の相対的な違いという点では検討していますが、個々のオリジナルと比べてしまうと鈍い感じになります。

まずはPovia。

カメラ内Raw現像 Provia
カメラ内Raw現像 Provia
Photo by Tomoya Kurashige

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LRフィルムシミュレーション Provia
LRフィルムシミュレーション Provia
Photo by Tomoya Kurashige

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お次はVelvia。

カメラ内Raw現像 Velvia
カメラ内Raw現像 Velvia
Photo by Tomoya Kurashige

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LRフィルムシミュレーション Velvia
LRフィルムシミュレーション Velvia
Photo by Tomoya Kurashige

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続いてAstia。

カメラ内Raw現像 Astia
カメラ内Raw現像 Astia
Photo by Tomoya Kurashige

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LRフィルムシミュレーション Astia
LRフィルムシミュレーション Astia
Photo by Tomoya Kurashige

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最後はPRONeg.Hi。

カメラ内Raw現像 ProNeg.Hi
カメラ内Raw現像 ProNeg.Hi
Photo by Tomoya Kurashige

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LRフィルムシミュレーション PronegHi
LRフィルムシミュレーション PronegHi
Photo by Tomoya Kurashige

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だいたいの色の傾向は近いです。厳密に言えば異なるでしょうが、鑑賞するモニター環境でも異なってしまうので細かく見てもしょうがありません(カラーマネジメントが正しくコントロールされていない環境では、全く色が違って見えますのでご注意を・・・)。Lightroomで現像したほうがコントラストが若干強いのか、明度が少しアンダーか・・・。いずれにせよ、少し濃い印象です。

これをベースに現像するか、それともAdobeStandardから作りこんでいくかはRAW現像でどこまで作りこんでいくかによります。 カメラで撮影したものは素材と捉え、ハイダイナミックレンジな画像や独自の色作り、あるいはモノクロームならばAdobeStandardを出発点にした方が良さそうです。

ある程度撮影時点で出来上がったものを多少いじる程度であれば、フィルムシミュレーションを適用して調整した方が楽でしょうね。

JUGEMテーマ:富士フイルム X-T10

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