GRはJPEGでOK?それともRAW現像で行く?

/Posted:2016.07.04

本気で作品プリントを目指す場合に、JPEGからプリントするかそれともRAW現像からプリントするか悩むところです。GRの場合はどちらが適しているのか・・・。

 

Comparison - RAW file and after digital development in Lightroom 5

By Norbert Nagel (Own work) [CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commons

JPEGは8bitの階調しかないデータです。多少のレタッチであれば問題ありませんが、大きくいじる(露出を1EV上げるなど)場合、トーンジャンプが発生したり、カラーバランスが大きく崩れる場合があります。また、シャープネスやノイズリダクションを後から弱くすることはできませんので、レタッチ前提であれば両方共弱めにしておく事になります。

 

RAWであれば、GRは12bitでデータを保持しているらしいので8bitよりは多く階調データを持っている事になります。そのため、jpegよりもトーンジャンプなどの問題が起きにくいですし、白飛びや黒つぶれが多少救済できる可能性があります。では、RAWは万能なのか?ということですね。

 

RAWデータを利用するデメリットとして考えられるのは以下です。

  • データ容量が大きい
    GRの場合約3倍程度のようです。jpegが6MB程度、RAWが18MB程度です。これを保存するためのハードディスクを用意する必要がありますし、そこそこ書き込み速度が早いSDカードを利用する必要があります。
  • メーカー独自の絵作りやjpeg化の際の独自処理が利用できない
    最近ですと独自のシャープ処理、小絞りボケの修正、絵作りなど独自性を打ち出しています。それが全く関係なくなります。
  • RAWだからといってなんでも後処理で完ぺきにできるわけではない。
    デメリットとはいえないかもしれませんが・・・。RAWで撮っておいたからといっても完全に真っ白く飛んだ部分は救済できませんし、露出を3段以上も上げ下げすれば、トーンジャンプのような現象が発生する可能性があります。

カメラが吐き出すjpegの完成度が高ければ、大幅なレタッチを必要とすることはありません。また、現像を自分でやる必要がないわけですから手間が省けます。逆に自分で現像しても結局カメラが吐き出すjpegにかなわない・・・なんてことになることも。

しばらく使ってみてJPEGオンリー、jepg基本で自信のないときだけRAWもとっておく、常にRAWだけ撮るという選択肢を検討しました。結論としては、RAWオンリーにすることにしました。理由は大きく3つです。

  • GRの露出精度と背面液晶の性能からすると結構露出を外すことが多い。
  • ダイナミック拡張機能でハイライトの救済は可能だが、かなり不自然だし、軟調になる。
  • GRはあまり特殊な処理をしておらず、Lightroomで十分なクオリティの現像が可能である。

Lightroomはもう6年も使い込んでますし、現像はかなり慣れています。なので、とりあえず自分の現像スキルやレタッチスキルは棚においてみました。そのうえで、上記の3点です。

ヒストグラムを使っていますが背面液晶ではなかなか露出がうまくつかめません。モニター輝度をAutoにすると環境光によってコロコロ代わります。そしてヒストグラムを表示していると画面にかぶるのでフレーミングをミスります。これ結構クリティカルです。

結局僕の場合、自宅で顔料プリンターでプリントして作品として作るので、かなり細かく追い込んで調整・レタッチしますので、後悔しないためにもRAWでいいかなと。

 

小さいプリント、SNSへのアップロードなど大きく引き延ばすことがないのであればJPEGでも十分いい写真が撮れるカメラだと思います。また、エフェクトもいろいろありますので、パラメータをいじって写真を楽しむこともできます。決してRAW現像だけが全てではありません。あくまで僕の場合はRAWから現像するのが適切だということですね。

関連コンテンツ

このエントリーをはてなブックマークに追加 feed-icon 読者になる(RSSに登録)