X-T2のAFの動作を確かめてみた | Photograph days  

X-T2のAFの動作を確かめてみた

/Posted:2017.07.27

ピントがおかしいということで点検にだしていた、X-T2とXF16mmが修理から戻ってきました。同梱されていた書類には異常は確認されませんでしたの文字が・・・。

点検後の再設定

まずは設定のやり直しです。点検や整備に出すとみごとに初期設定に戻されてしまします。その辺を当初の設定に戻す作業をぽちぽちと・・・。カスタム登録だけは初期化されずにのこっていましたが、ファンクションボタンやQメニューなどの操作に影響するものがことごとく初期化されていました。結構戻すのに苦労しました。

AF動作を検証してみる

さて、本題。AFがおかしい件について原因は特的できなかったものの、自分なりにちょっとテストしてみようと思ったのです。「AFポイント内に異なる距離のものが含まれていた場合にどこにピントがくるのか」です。こういう条件であれば、手前にピントが来るのが当然と思っていましたが、もしかして僕の思い込みと違うのかもしれません。

今回これを調べるために表示項目に「AF時の距離指標」を表示するようにしました。これをオンにするとピントがあった場所の距離と被写界深度の範囲が表示されます。ピント位置がおかしい時にこれをみれば、どこにピントが行っちゃってるのかがわかるというわけです。

さっそく実験です。室内で1つのAFポイント内に近距離(1m)のものと、遠距離(5m)のものが入るようにフレーミングしました。このとき、近距離のものは暗く、遠距離のものが明るい被写体でした。AFを動作させました。すると、なんとAFは遠距離のものに合焦しました。あっさりと僕の期待は裏切られました。この条件の場合、より明るいものもしくはコントラストの高いものピントが合うという事になります。

これを踏まえて過去にピントがおかしかった画像をチェックすると、似たような現象が確認できました。実験の時とは逆で、より近距離の被写体が明るく、遠距離は暗い条件でした。ただし、近距離の被写体は明るいけれど、色が単色です。つまりコントラストが低いのです。この2つの境界部分にAFポイントをおいてレリーズをしていました。しかし、カメラでピント位置を確認して見ると遠距離の暗い方に合っていました。

X-T2のAFの挙動

この画像と先程の実験を踏まえると「近距離のものと遠距離のものの境界にAFポイントを置くとピントは遠距離に合う、もしくはより明るさ/コントラストが高いものに合う」ということになります。実際遠距離に合うというのはアルゴリズムとしてわざわざ実装するものとは考えにくいです。AFの合焦ポイントの優先度として同一AFポイント内においては、「明るい、あるいはわずかでもコントラストの高い箇所」がまず優先されるということでしょう。

厳密な実験としては、同じ明るさ/コントラストの被写体で実験してみないとわかりませんが、ここまでわかったのであればあまり実験する必要はなさそうな気がします。

  • 小さい被写体であればAFポイントを小さくする。もしくはMFを利用する。
  • AFの距離指標を表示し、意図した位置にAFポイントが来ているか気にする。
  • レリーズを一気押しせず、確実に半押しして、AF合焦マークと音が出てからレリーズする。

これくらいの対策を行えば、意図しない位置へのピント抜けや、全体にどこにもピントが来ていないようなケースを減らせるのでは無いかと思います。これでしばらく運用して、問題がなければ良いのですが・・・。

関連コンテンツ

このエントリーをはてなブックマークに追加 feed-icon 読者になる(RSSに登録)