XF16mm F1.4 R WR 購入レビュー。素晴らしい解像感の高画質広角レンズ | Photograph days  

XF16mm F1.4 R WR 購入レビュー。素晴らしい解像感の高画質広角レンズ

/Posted:2017.06.15

富士フイルム XF16mm F1.4 R WRを購入して3ヶ月ほど使い込んできました。改めてレビューをまとめてみたいと思います。

概要

XF16mm R WRはXFレンズの中でもXF23mm F1.4等と同様に画質優先で設計されたレンズです。 また、レンズ名称にWR(Weather Resistant)とある通り防塵防滴に対応しています。 開放F値はF1.4と非常に明るいレンズで、シャッタースピードを稼いだり、被写体にぐっとよれば背景ボケも作ることもできます。

仕様表

発売日
2015年 5月21日
レンズ構成
11群13枚(非球面レンズ2枚、異常分散レンズ2枚)
焦点距離
f=16mm (35mm判換算:24mm相当)
画角
83.2°
開放絞り
F1.4
最小絞り
F16
絞り形式
9枚(円形絞り) 1/3ステップ
最短撮影距離
15cm
最大撮影倍率
0.21倍
外形寸法
ø73.4mm x 73.0mm
質量
375g
フィルターサイズ
ø67mm

サイズ感

他のレンズとの比較

X-T2やX-T20等のキットレンズになっているXF18-55並べてみます。

DSCF2578

レンズの長さは大体同じくらいですが、やはり太さが違いますね。

次に、コンパクト単焦点のF2シリーズのXF23mm F2と並べてみます。

DSCF2580

こちらはだいぶ大きさが違いますね。重量も倍ほど違います(XF23mm F2は180g)。

カメラに装着したサイズ感

カメラに装着した状態がこちらです。まずはX-T2。

X-T2_XF16mm

個人的にはベストバランスだと思います。

次はX-T10に装着です。

X-T10_XF16mm

こちらでもレンズが大きすぎるということはなさそうに見えます。このセットでもバランスが悪いということはありません。ただし、ストラップで釣ったときは完全にレンズが下を向きます。

操作感

リングの操作感

XF16mmにはフォーカスリング、絞りリングが備わっています。

フォーカスリングは例えばライカのマニュアルフォーカスレンズのような滑らかな動きというものではないです。かといってがさがさしていたり、軽すぎたり重すぎたりということもありません。電子接点でのMFなので、本当のMFレンズほどの滑らかさは難しいでしょう。金属を使っていますから、感触は悪くないです。

絞りリングは、1/3ステップごとにクリックを明確に感じます。こちらも滑らかという感触ではないですが、かつかつと確実に設定したい絞り値に合わせることができて、不意にずれないように考慮されていると感じます。

スナップショットフォーカス

レンズにあるフォーカスリングを手前に引っ張るとマニュアルフォーカスになる機能です。 当初は使わないだろうと思っていたのですが、最近は使うことが増えてきました。 目測スナップというより、AFを合わせづらい被写体の時、さっさとマニュアルフォーカスに変えてしまうんです。

ボディ前面にあるフォーカス変更スイッチよりも素早く変更でき、かつシームレスにピント合わせに入れます。 手をレンズから離さなくて良いというのがいいですね。

最短15cmで寄れすぎる

XF16mm 広角マクロ
FUJIFILM X-T2, 16.0 mm, f1.4, 1/10000,ISO200
Photo by Tomoya Kurashige

generated by FlickURL

仕様表でも記載しましたが、このレンズの最短撮影距離は15cmです。このレンズ自体マウント面から7cmほどあります。そこに純正フードなんかつけたら、もうフードのちょい先のものにピントが合うというほどです。

上の写真は最短までは寄り切っていません。最短まで寄ってしまうとフードの影が写ってしまうので。開放のF1.4で電子シャッターで撮影しています。見事にピント位置以外はボケてます。

画質

開放からきりっとシャープ

XF16mm 開放F1.4
FUJIFILM X-T2, 16.0 mm, f1.4, 1/1600,ISO400
Photo by Tomoya Kurashige

generated by FlickURL

開放F値が大きいレンズでは、絞り開放ではホワホワに甘いなんてこともありますが、このレンズは開放でも十分実用になるレベルです。コントラストもしっかりありつつ、ピント位置はキリッとシャープに写ります。さすが富士フイルムの大口径レンズです。

このレンズを購入してから分かりましたが、開放から十分にシャープなレンズです。開放F値が大きいレンズは、絞らないとシャープにならないことがありますが、少なくとも中央部分は開放から十分にシャープです。光量の少ないシーンや、背景をぼかした描写を狙って絞りを開放にしても十分実用に耐える写真を撮ることができます。

歪曲がほとんどない気持ちよさ

西新宿

僕がこのレンズを購入しようと思った理由の第一がこれです。このレンズの「直線が直線に写る」ところに大変驚きました。もともと街並みを撮影することが多かったのですが、レンズの歪みで建物が歪んだりしていると気持ち悪かったりすることがありました。このレンズではそういうことがなく、気持ちよくまっすぐに写ってくれます。

今まで使っていたXF18-55では電子補正のせいか四隅が流れたような描写になってしまいます。XF16mmでは電子的に歪曲補正を行っていないこともあり、四隅も非常にシャープに写ってくれます。これは感動モノです。

オートフォーカス

実用上十分なスピードと精度

もたつくことはありせんが、ピピッピピッと合うほど爆速ではありません。 リニアモーターやステッピングモーターを使っているわけでもなく、インナーフォーカス方式とはいえ大きなフォーカスレンズを動かしているので仕方ないですね。トルクの大きなモーターが中でゴソゴソ動いている感触と小さな音が伝わってきます。実用上遅いと不満を感じることはありませんね。

パースペクティブ

撮り方次第で遠近感をコントロールできる

18mmと比べると、遠近感が結構強く出るので、自然な写りにするにはフレーミングに気を使います。 水平が出てなかったり、不自然な遠近感に違和感を感じてしまうことになります。 「広角レンズはぐっと寄って撮れ」とも言いますが、過剰な遠近感による強調は避けたいものです。

上述したようにレンズの歪みがないに等しいので、距離を撮って正対すれば自然な遠近感で撮影できます。少し斜めからなど崩してあげて、寄ってあげることでぐっと被写体が強調できるので、うまく遠近感をコントロールすれば写真の与える印象を強くできます。

まとめ:高画質の極み。広角好きな僕は大満足!

APS-Cセンサーを登載したミラーレス一眼用の単焦点レンズとしては、比較的大きくて重いレンズです。しかし、その画質は非常に素晴らしく、 24mmF1.4のフルサイズ用レンズに比べれば、サイズはフルサイズ用に比べれば扱いやすく、価格も手を出しやすい点が良かったです。

すでに所有している18-55とはたった2mmの差しかありませんが、解像感やクオリティはレベルが1段上でした。 画角的にも普通のスナップから風景まで使えるあたりなので、「広角側でより高画質」「引けない場所でも空間を感じる写真を撮りたい」という僕の希望には最適なレンズでした。

FUJIFILM 単焦点超広角レンズ XF16mmF1.4 R WR
富士フイルム (2015-05-21)
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