3月下旬に27、5月に6機能をリリース。怒濤の機能向上。
3月と5月で全33の機能追加を予告していますが、そのうちの大半27件は3月末にリリースされます。一部機能についてはX-Pro2のみ、X-T2のみというものがありますが、こういうものは対象外の機種の方にすでに機能が搭載されているケースです。
今回の機能向上は幅広く、いろいろな機能追加、変更があるので正直カテゴライズするのは難しいですね。3月と5月の位置付けを分けるのも難しい。とにかく、要望されたこと、あるいは販売までに間に合わなかったことを実現できるものについては乗っけてきたという感じがします。
3月の目玉は・・・全部!?
どれも「いいねー」という機能ですね。ただ、僕は動画を撮らないので動画関係はそんなに注目していません。個人的に注目の5点をピックアップして見ましょうか。
「ブラケットおよびAdv.フィルター撮影でのRAW画像の記録」
なぜこれができんのだ!?X-T10でもダイナミックレンジブラケットを使ったことがありましたが、RAW保存されなかったんすよ。いや、まじ、RAWで保存したいっす!フィルムシミュレーション等はカメラ内RAW現像でなんとかなりますが、ダイナミックレンジやISOはあとから変更して現像できないです。これは露出関係としては非常にありがたいです。
「シャッタースピードの1/3段補正の無効化」
あー、これわかるー。ちょっとしたことでずれてたりするんですよ。 明るい条件下では、こういう撮り方で十分ですね。くらいところではSSを細かく刻んでできるだけ低感度で、望んだ絞りで撮りたいということはありますが・・・。 以前ライカを使ってた時なんかはまさにこの撮り方しかできなかったわけなので、潔いですよね。X-Pro2ではすでに搭載済みの機能ということで、納得ですね。
「感度AUTO設定の低速シャッター限界に「AUTO」を追加」
ようやく来ましたよ、これ。焦点距離によって手ブレ限界は違うし、手ぶれ補正付きのレンズとそうでないもので、最低速度は違うんですよー。他社では前から搭載されている気がします。
「顏検出AFの高速化」
子供を撮る父親としては顔認識の精度や速度が上がるのは大変嬉しいことです。X-T10でもそこそこ早く追従していたのですが、今回は位相差AFまで利用するということでさらなる高速化が期待できます。もう笑顔は外さないっす!
「カスタム1〜7の名前設定」
地味ですが大事。このカスタムセッティングは何用だっけ?っていうのがわからなくなります。自宅での撮影用、曇天用など名前をつけておいた方が絶対便利です。
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5月の追加機能は地味だけど・・・人によってはうれしいのかも
5月は6機能追加と少なく、また派手な機能はなさそうです。個人的には「無線通信によるPCリモート撮影をサポート(X-T2のみ対応)」「リアコマンドダイヤルのファンクション化」あたりが気になるところでしょうか。
無線通信でのリモート撮影は実際やるかどうかは微妙ですが、PCもって人物やブツ撮りなんかには絶大に効果ありですね。 ファインクションボタンの追加は万人に受け入れられる内容ですね。X-T10ではリアコマンドダイヤルにファンクションボタンがアサインされていたんですが、なぜT2ではなかったんでしょうか・・・不思議。
積極的な機能追加に好感が持てる Xシリーズ
今回のように大幅な機能追加は初めてではなく(数の多さは過去最多のような気がしますが)、Xシリーズ立ち上げからずっと行われてきました。ユーザーの声を真摯に聞きつつ、売ったら終わりでなく、現行ユーザーに還元してくれるというのは非常に嬉しいですね。
こういうメーカーだと今後も使っていきたいなと感じるところであります。
さあ、まずは3月のファームウェアがリリースされたら、早速アップデートですよ!
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以下今回のファームウェアアップデートの詳細情報です。
「FUJIFILM X-T2」、「FUJIFILM X-Pro2」の最新ファームウエアを公開 トータル33項目にわたり機能・操作性を向上したファームウェアを無償提供 進化し続けるミラーレスデジタルカメラ「Xシリーズ」のダブルフラッグシップ! : お知らせ | 富士フイルム
富士フイルム、「X-T2」「X-Pro2」に33項目のアップデートを含む新ファームウェアを予告 - デジカメ Watch