富士フイルム X100シリーズ4代目となる「X100F」発表 | Photograph days  

富士フイルム X100シリーズ4代目となる「X100F」発表

/Posted:2017.01.21

23mm F2のレンズと光学式ファインダーでレンジファインダーカメラのようなスタイルで人気のX100シリーズ。とうとう4代目のX100Fが発表されました。Fは「Fourth」のF。4代目であることを表しているんですね。

さて、3代目のX100Tからどんな進化を遂げたのでしょうか。気になる内容を見ていきましょう。

富士フイルム X100F

X100シリーズの概要

初代X100は富士フイルムのXシリーズの初めてのデジタルカメラとして登場。「ハイブリッドビューファインダー」という光学ファインダー(OVF)とエレクトリックビューファインダー(EVF)を切り替えて使うことができるという斬新な機能と富士フイルム独自の「X-Trans CMOSセンサー」を登載し花々しくデビューしました。

X100シリーズは23mm F2のレンズを採用(35mm判換算35mm)。シリーズ通してこのレンズを継続しています。最新のX100Fも変わらずこのレンズ。そして、画質面はレンズ交換式のXシリーズ同様センサーの進化と画像処理エンジンの進化により、広ダイナミックレンジ、高い色再現性を実現、進化させてきました。

3代目のX100Tではファインダーが「アドバンスド・ハイブリッドファインダー」に進化。OVF使用時、ファインダー右下に小さな液晶画面を表示させ、マニュアルファーカスのピント面の拡大やOVFでは確認できない実際撮影される画像を同時に表示させるという独自のデバイスを実現しました。

そして、4代目となるX100F。今回はどんな進化があるのでしょうか。

X100Fの進化の肝は最新センサーとX-Pro2ゆずりのスナップシューター向け機能

X100Fはセンサーと画像処理エンジンをX-Pro2/X-T2と同じものを採用。最新の2400万画素センサーとX-Processor Proエンジンによって、Xシリーズ最高画質を実現しています。また、X-Pro2に登載されたハードウェア機能をもりこみ、ミニX-Pro2とも言える「コンパクトスナップシューター」に仕上がっています。

X100Fの特徴をチェックしてみましょう。

  • 2430万画素 X-Trans CMOS IIIセンサー、画像処理エンジン「X Processor Pro」登載
  • オートフォーカスのエリア増加(91点、最大325点)、性能向上
  • ゾーン、ワイド/トラッキングのAFモードを追加
  • 「ビルトインISOダイヤル」「フォーカスレバー」など操作性を向上させる装備を追加
  • 新フィルムシミュレーション「ACROS」、画像に粒状感を与える「グレインエフェクト」機能を登載
  • 50mm相当、70mm相当のデジタルテレコン機能登載
  • レンズ鏡筒にコントロールリングを登載

X100Fの新機能は基本的にX-Pro2で開発されたものをそのまま、X100シリーズに取り込んだといえるでしょう。センサー及び画像処理エンジンが同じものですので、新フィルムシミュレーション「ACROS」や「グレインエフェクト」機能などもX-Pro2譲りです。

X100Tは「オート」「エリア選択」しかAFモードがありませんでしたが、「ゾーンAF」「ワイド/トラッキングAF」が追加されたことで像面位相差AFを活用した高速なAFが利用可能になります。最速0.08秒というのは変わりないのですが、最速の条件以外のAF合焦スピード全般が高速化されているはずです。

そして、操作性を画期的に向上させるのが「ビルトインISOダイヤル」「フォーカスレバー」です。ビルトインISOダイヤルはシャッタースピードダイヤルにISOダイヤルが内蔵されており、電源オフ時でも設定の変更・確認ができます。また、フォーカスレバーは素早くAFエリアの変更を行うことができます。富士フイルムのダイヤルオペレーションにより、素早い設定確認・変更が可能になり、スナップなど素早い撮影によりマッチする用になっています。

また、レンズ鏡筒に登載されたコントロールリングとデジタルテレコンを活用すれば、寄れないシチュエーションでも素早く設定を変更し50mm相当、70mm相当の写真をとることができ、X100F 1台で様々なシチュエーションの撮影を任せることができます。

X100Tとの比較ポイント

X100FとX100Tを仕様表で比べてみましょう。

項目 X100F X100T
撮像センサー 2430万画素 X-Trans CMOS 1630万画素 X-Trans CMOS
画像処理エンジン X-Processor Pro EXR Processor II
レンズ フジノン単焦点レンズ f=23mm(35mm判換算:約35mm相当) F2 6群8枚(非球面1枚) フジノン単焦点レンズ f=23mm(35mm判換算:約35mm相当) F2 6群8枚(非球面1枚)
絞り F2〜F16 1/3EVステップ(9枚羽根) F2〜F16 1/3EVステップ(9枚羽根)
撮影可能範囲 約10cm〜∞ 標準:約50cm〜∞
マクロ:約10cm〜2.0m
測光方式 TTL256分割測光 マルチ/スポット/アベレージ/中央重点 TTL256分割測光 マルチ/スポット/アベレージ
露出補正 +ー5EV +ー3EV
ISO感度 AUTO1/AUTO2/AUTO3、ISO200〜12800、拡張感度:ISO100/25600/51200 AUTO(ISO6400まで)、ISO200〜6400、拡張感度:ISO100/12800/25600/51200
オートフォーカス
91エリア(シングルAF時最大325エリア)
像面位相差AF(画面中央7x7エリア
49エリア
像面位相差AF(画面中央3x5エリア)
AFフレーム選択 シングルポイントAF: 13x7/25x13のエリア選択(フォーカス枠サイズ可変)、
ゾーンAF:13x7の91エリアより3x3/5x5/7x7選択
ワイド/トラッキングAF:多点表示(最大9点)
オートエリアAF/エリア選択AF
背面液晶
3.0型 3:2アスペクト TFTカラー液晶モニター 
約104万ドット
3.0型 3:2アスペクト 低温ポリシリコンカラー液晶モニター 約104万ドット
連射枚数

約8.0コマ/秒(連続記録枚数:JPEG 60枚、可逆圧縮RAW 25枚、非圧縮RAW 23枚)

H:約6コマ/秒(連続記録枚数:JPEGは約25コマ)
電源 充電式バッテリーNP-W126S 充電式バッテリーNP-95
撮影最大枚数 約270枚(スタンダード・EVF)、約390枚(スタンダード・OVF) 約330枚(OVF撮影枚数UP ON時:約700枚)
質量 約469g 約440g
外寸 126.5mm×74.8mm×52.4mm 126.5mm×74.4mm×52.4mm

仕様表にあるこっそり重要なポイントはバッテリーの変更です。いままでNP-95というバッテリーでしたが、X100Fからレンズ交換式Xシリーズと同じNW-126Sに変更になっています。電池容量のアップに加え、レンズ交換式Xシリーズとバッテリーを共用できるという点でもインパクトは大きいです。実際、撮影枚数もOVF仕様時330枚から390枚とアップしています(X100Tの OVF撮影枚数UP ONは省電力モードと同等で、X100Fの仕様表には同条件の枚数は記載されていません)。

連射枚数は6枚から8枚にアップ。撮影可能枚数も大幅アップしています。処理能力とバッファーメモリの増設による効果とおもわれます。

まとめ:X100Fはスナップシューターに向けた最強のカメラ!?

500gを切る重量、コンパクトなスタイル。それでいてX-Trans CMOS IIIセンサーが作り出す写真は他者の同様なカメラを1歩も2歩もリード思想です。また、OVF登載は唯一無二。旅のお供に、普段使いの一台に間違いなく活躍してくれそうですね。

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