読了 「テンパらない技術」 西多昌規著 | Photograph days  

読了 「テンパらない技術」 西多昌規著

/Posted:2016.08.10

今回もちょっと古い本です。2012年出版の本です。一度読んだんですが、そのまま本棚にありました。ちらっと読んでみようかなと思った次第です。

最近はもう「テンパる」という言葉聞かなくなったような気がしてますが・・・。でも、「ストレスを受けて身動きが取れなくなってしまうという」現象は、仕事に置いてはできれば避けたいことですよね。
 

テンパっている状態というのは、脳の過度な緊張状態であり、その切羽詰まって頭が真っ白になったり、処理できなる状態です。 これには脳の神経伝達物質が関わっているというのです。具体的にはノルアドレナリンによって、脳の働きがコントロールされています。こらが過剰にコントロールされ、強度の緊張に至ってしまう場合があるわけです。結果脳の機能は低下し、正常な判断や思考ができなくなってしまいます。

この本では、第2章で脳神経伝達物質の働きや脳の各部位の働きに言及し、テンパりを解明していきます。PHP文庫ですから文章量全体が多くないことや、あまり難しくしないようにすることもあってか、さすがに本格的な医学的解説にまでは深く突っ込んでいませんが、普通の生活をする我々にとってはちょうど良いレベルではないかと思います。

そして、第3章からはテンパってしまった時の対処、テンパらないための生活習慣や人格形成など、対処と予防について説明されています。このあたりの内容は正直、目新しい内容でもありません。しかし、実際の生活の中で常に意識し、実践できているかとなると疑問です。

例えば対処法の1つとして「テンパった時の自分を思い出す」という方法が紹介されています。そこで、ハッと気づいて落ち着きを取り戻そうというわけですね。

その他、生活習慣の一部として食生活にも触れています。そこで登場するのがトリプトファンやオメガ脂肪酸です。トリプトファンについてだけ少し説明すると、本書にもかかれていますがトリプトファンは神経伝達物質の元となる栄養素です。トリプトファンが不足すれば、神経伝達物質が不足し、脳の機能も低下します。

単に「テンパらない」ためのTips本として読むよりも、ストレスフルな現代社会の中で精神的な健康を得るためにできることは何か、という点に言及している良本だと思います。また、脳の働きにも言及しており、単なる精神論で改善しようという内容ではないということも良いと思います。

この本をさらに充実させたハードカバー本があれば是非買って読んでみたくなります。

 

「テンパらない」技術 (PHP文庫)
西多 昌規
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