読了:「バズマーケティング」 | Photograph days  

読了:「バズマーケティング」

/Posted:2016.06.09

ずっと本棚にあって、捨ててしまおうと思ったものの「一応読んでおこうかな…」と思い、読み終わりました。購入したのがいつのことだかすら覚えていない…。さらに、本の出版年月を見るとなんと2006年。アメリカではどうやら2005年に出版されたらしく、何れにしても10年近く前の本でした。

バズマーケティングというと、何年か前に流行り言葉になったような気がします。TwitterやFacebookで話題を投稿をいかに拡散させて潜在顧客にリーチするか…そんなイメージ。読もうかと手に取った時に「今更かなぁ…」と思いました。


Buzz / christophe.benoit74

読み進めたところ、必ずしもtwitterやfacebookなどのSNSでのバズマーケティングに限った話ではありませんでした。TwitterやFacebookが(少なくとも日本で)流行するより以前に出版されたものです。ネットでのバズに限った話ではなく、「口コミ」がいかにマーケティング手法として、旧来のマスメディアを利用したマーケティングよりも絶大な効果があるということを書いたものでした。

扱っている事例も、いわゆる「ドットコムビジネス」ばかりを扱ったものではなく、1984年のAppleのスーパーボウルのコマーシャルに関する話や1970年代のコーラ戦争などを扱っています。それに、ブリトニースピアーズやアメリカンアイドルまで!これがまた非常に面白い。

バズ・マーケティング
バズ・マーケティング
posted with amazlet at 16.06.12
マーク・ヒューズ
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 180,703

この本は導入の章に続き、「6つのバズの秘訣」の解説にそれぞれ1章を割いています。そして、その後8つの事例をこれもまた各1章を使って紹介、解説するという構成です。

この本で紹介されているバズの秘訣は次の6つです。

  1. バズの6つのボタン※を押す
  2. マスコミの注目を集める
  3. 確実に注目を集める広告を打つ
  4. 誰も成しえなかったことに挑戦する
  5. 独創性を出す
  6. 製品をきちんと管理する

※6つの秘訣とは別に、”6つのボタン”が紹介されています。

ぱっと見では普通のことをあげつらっているように思えますが、本書を読むとなるほど多くのマーケティング施策がこれらを実践できていないことに気付かされます。

僕自身、大学時代には商学科でマーケティング関連の勉強をしていました。消費者の行動に対して、どういった人がインフルエンサーとして働くか、どういった関係性が購買行動に影響を与えるかなど。このバズマーケティングという本が扱う範囲に近い内容を勉強なので、余計に面白く感じるのかもしれません。

この本にもありますが、バズマーケティングの考え方は必ずしも企業でのみ利用できるものというわけではありません。個人事業主であったり、なんらかの個人の活動であっても、それを世に知らしめていくという目的に活用できると思います。

読むのが遅かったかもしれませんが、いい本でした。

関連コンテンツ

このエントリーをはてなブックマークに追加 feed-icon 読者になる(RSSに登録)